Archive for the ‘think’ Category

好きなespressoと、好みのでき方について

火曜日, 4月 20th, 2010

savoy espresso

ここ何年かエスプレッソが好きでいろいろ飲んでいます。きっかけは麻布十番SAVOYでランチのピザの後に出てくるエスプレッソです。はじめから砂糖がたっぷり入っていて、自分のエスプレッソへの価値観が変わりました。それをきっかけにいろいろなお店でエスプレッソを飲むようになったんですが、いまのところやっぱりSAVOYのものが一番好きなんですよね。おいしいと思うのも似たタイプ(ナポリ系に砂糖たっぷり)のものが多いです。

これに気がついて、初めにできる価値観っていうのはかなり重要ではないかと思いました。人は初めにできた価値観を大きく超えるくらいのインパクトが無いと価値観はそう変わらないんじゃないか、と。逆に言えば、ある人の価値観のできていないことについて初めにインパクトを与えることができれば、ずっと好きでいてもらえる可能性も高いのではないかと思います。

これは味覚に限ったことではなくて、音楽やファッション、文化など人の好みが分かれるもの全般に当てはまると思います。はじめにインパクトを受けたことが共通していると、世代というものが形成されるという見方もできます。デザインをするときにもこの考えはどこかに応用したいなと思います。

使用カメラ

土曜日, 4月 10th, 2010

以前務めていた会社の関係でカメラはSONYのαを使用しています。元々MINOLTAのフィルムカメラを持っていたのでなんとなく親近感もあり。

a350
カメラ本体:SONY α350(DSLR-A350)
α350にした理由は、クイックAFライブビューでAFスピードがファインダー撮影と変わらないこと。上級機を買い増した場合にもサブとして使い道がありそうなこと。

lenses
レンズ:SONY SAL30M28、SAL50F14、SAL16105
SAL30M28がマクロ撮影用、SAL50F14が暗所やボカしたいとき用、SAL16105は付けっぱなし用。

HVL-F42AM
フラッシュ:SONY HVL-F42AM
室内撮影用。ワイヤレスで使えるのでいろいろ位置を変えてテストできます。上の写真は以前撮影したものです。

rc1000
リモートコード:MINOLTA RC−1000L
フジヤカメラで中古を購入、約2000円。SONYのαでも問題無く使えます。三脚撮影時のブレ防止と、被写体やフラッシュの位置を少しずつ変えながらの撮影時に便利。

gt0540
三脚:GITZO GT0540
雲台:GITZO G1077M
主に旅行用として購入。三脚と雲台を合わせても1kgを切るので助かります。扱いやすいので室内での撮影でも重宝します。

unx-5684
レベラー:UN VHSレベラー UNX-5684
アクセサリーシューが独自形状でこれしか選択肢が無いので。

今回の教訓:撮影機材を撮影するのは大変。

捨てるデザイン

木曜日, 4月 8th, 2010

trash

広告等のデザインでは要素を「捨てる(整理して、重要でないことをそぎ落とす)」という考え方がありますが、他の分野ではあまり採用されてされていないようです。特に電気製品の開発において「無いよりはあった方が良い」式が多いように感じます。捨てる決断をしたことによって失敗した場合の責任をとりたくない、ということなんだろうと思います。で、結局なにがウリなのかよく分からない製品が出来上がります。

そんな中でAppleは捨てることがうまい会社だなと思います。iMacでフロッピードライブを捨て、iPod shuffleではディスプレイを捨てました。また、iPhoneが出始めの頃はハードウェアキーがないという不満を目にしましたが、これは間違った主張だと思います。私たちが欲しいのはハードウェアキーではなく、快適な入力環境です。何かを捨てたとしてもきちんとした代替案があれば全く問題にはならないと思います。そして、Appleの代替案は元からあった物より良いことが多い。

iPadについてもあれがない、これがないと言われていますが、いずれ解決すると思います。それから、今後コンピュータのライトユーザーが使うのはiPad的なものが主流になると思います。ただの電子書籍端末としてではなくです。iPad「的」というのは、他社の後追い製品を含みます。コンピュータはようやくコンピュータ「らしい」外観を捨てて、もっと生活にとけ込んだものになっていくのではないかと思っています。

トイレの快適性とデザインについて

水曜日, 4月 7th, 2010

door

僕は日頃からトイレの充実度で店舗(デパート、飲食店等)の良さを測っています。手を抜いてしまいがちなトイレに気を使えるということは、他の部分もきちんとしているだろうと予測できるからです。そんな中で先日入ったトイレがなかなか良かったので紹介します。

まず個室ドアロックの近くに物をかけるフックがあります。使い勝手が良いのはもちろん、ドアロックのすぐ近くにあるので忘れ物防止の効果があります。ドア上部は盗難など防止のために隙間があまりない構造になっています。トイレットペーパーホルダーの上にもちょっとした物を置けるスペースが。エアータオルも手洗い場のすぐ横にあって使いやすく、しずくが床に落ちにくいので掃除も簡単になるはずです。そして手洗い場にも荷物をかけるフック。荷物が置けるスペースは良くありますが、たいてい濡れているので荷物を置く気にはなりません。

toilet

実際に使う人の行動や気持ちを思いやるというのはデザインの基本的な考え方だと思いますが、自分にはそれができているだろうかと考えてしまいました。

UNDESIGN デザインを解体する

木曜日, 4月 1st, 2010

先日著名なデザイナーの方の、デザインを解体していく(デザインの要素を省いていく)というプロセスを見る機会がありました。デザインされたものを、改行/グループ/サイズ……などの要素に分けていくというもので、自分も以前「UNDESIGN」として少し考えていたことが既に実践されていました。やはり同じようなことはもう誰かがやっているのかと思うと同時に、間違えた考えではなかったと確認もできました。