Archive for the ‘think’ Category

人を動かす

木曜日, 5月 13th, 2010

potluck_gibraltar

渋谷のpotluck(Bluebottle coffee)に「ジブラルタル」っていう隠れメニューがあるんです。メニューにも載っていないし、まだメジャーじゃないみたいですが、おいしい。先日一緒に行った友人に、こういうのがあるよ、とやんわり薦めてみたんですが結局アイスコーヒーを注文されてしまいました。人に物を薦めるのって難しいもんです。目の前にいる友人ですらそうなので、どこにいるかわからない大勢の人を動かすなんてもっと大変なことですよね。

ちなみにジブラルタルについてはここここが詳しいです。

リビー社 ジブラルタル

僕らはストーリーを買っている

月曜日, 5月 10th, 2010

PASS THE BATON

先日PASS THE BATON表参道がオープンしたので行ってきました。

いろいろ惹かれるモノはあったんですが、家も狭いのでぐっとこらえて帰宅。

表参道店では出品もできるんですが、その案内に「大切に使ってくれる次の方へ、ストーリーを添えて販売いたします」とあって、僕らはモノそのものではなくストーリーを買っているんだと気付かされました。良いヒントをもらったような気がします。

どうやってモノに価値を付けるか、もしくは引き出すのか、今後あらためて考えてみようと思います。

PASS THE BATON

松丸本舗は本好きの友達の家

月曜日, 5月 10th, 2010

松丸本舗

丸善・松丸本舗に行ってきました。

入ってみてすぐ良い意味での違和感があったんですが、しばらくして書店特有の緊張感みたいなものが無いことに気付きました。むしろ本好きの友達の家に来たような印象で居心地が良い。本が「積んである」感じとか。ぐるぐる回って中央に入っていくのも人の頭の中へ入っていくよう。

松丸本舗では「文脈」といってますが、本同士につながりがあるというか。幅允孝さんがやっていることもそうですが、本棚を魅力的に編集することがこれからの書店の価値になっていくのかなと思いました。

それから、iPadも予約したことだし電子書籍について。読みたい本はいろいろあるんですが家にあまり沢山の本は置けないので、早いところ電子書籍が普及するとありがたいなと思っています。でもそうすると書店で本が売れなくなるので、書店を通して電子書籍を買って書店には紹介料が入るようなシステムになると良いなと思っています。今でも、書店で良いなと思う本があっても「持って帰るのが面倒」という理由でamazonで買うこともありますが、書店に利益を還元したいという気持ちもあります。

書店は本を「売る」ところから「紹介」する場所になっていくのかな、と思いました。

マジックとデザイン

水曜日, 4月 28th, 2010

bicycle

少し前の話ですが、マジックのワークショップに参加してカードを使った簡単なマジックをいくつか習いました。

マジックでは技術ももちろん大切ですが、その本体は会話や動作による視線や注意のコントロールだと感じました。視線を使って観客の視線を誘導したり、笑いを入れて油断させたり。きちんと注意をそらすことができていれば、かなり大胆な動きをしていても気付かないものです。人間の注意力はけっこういい加減。

デザインというのも、意識する・しないに関わらず同様の考え方は使っていますね。文字の大きさ、色、配置、スペース、写真、イラストなどを駆使して見る人に何を伝えるのかをコントロールしています。以前、先輩コピーライターにお前はデザインの魔法が使えていないという趣旨のことを言われました。うまいデザイナーは魔法を使えるよ、と。きっと、視線・注意・イメージのコントロール術ができていないということを指摘されたんだと思います。そして今、多少は魔法が使えるようになったのかどうか……。

ゴーゴー・ミッフィー展

火曜日, 4月 27th, 2010

miffy

ゴーゴー・ミッフィー展に行ってきました。展示内容ももちろん良かったんですが、使われている額がいいな、帰りにどこの額か聞いて帰ろうと思っていたら、深澤 直人さんがこの展覧会のためにデザインしたものでした。アールが大きめの角丸のやわらかい印象の額で、ブルーナの絵本の中のどこかからそのまま持ってきたような感じ。シルクスクリーン入りで44000円程で売っていましたが、ちょっと高いので断念。額だけ無印とかで売ってくれたら良いな。

展覧会図録のアートディレクションは祖父江 慎さん。下書きがトレペに印刷されていて実際の判と比較できるなど、凝った作りになっています。558ページ、CD付きで2400円。安い。

ゴーゴー・ミッフィー展

展覧会図録